夜遅く帰る・・・。

帰り、家の近くの駅の階段の上り口で、オヤジに足を踏まれました。
そのオヤジはこっちではなく反対の方を見ると、いきなりそっちにいた（どうやら軽く突き飛ばされた形になったらしい）オヤジとケンカを始めました・・・。

・・・アタシの足を踏んだのは謝罪なしですかい。

遅い時間まで仕事でイライラするのも分かる。
何か別なことでイライラしているのかもしれない。
でも、そっちでケンカするより、「足を踏んでしまったことへの謝罪」の方が先なんじゃないかな・・・ってかなりこっちの方がイラって来ました。
いい歳したオヤジが、何故にそこでケンカなのか・・・。
そもそも、足を踏まれたこっちの方がケンカ吹っかけたいよ・・・。でも、面倒なことに巻き込まれるのはイヤなので、黙ってましたけど。でも、どうなのかしらねぇ、子供がその時間に見ている訳ではないから・・・ってのはあるにせよ、大人がこういうのじゃ、子供はそれをどう見るかってことを、いい歳した大人は分かっていないのかなって気になります。

何を考えているのか、本当に分からない。
セコムのCFで、「野獣はふだん人間の顔をしている」というキャッチコピーを出して色々と物議を醸したばかりですが、本当にその通りだと思いました。そういう人は、会社では上司の前では比較的おとなしいんでしょう。家庭でも奥さんの前ではそれほど強くないのかもしれません。でも、相手は自分より弱い立場・弱そうな人間と分かるや否や、急に猛獣へと変貌する・・・。こっちは別にサラリーマンの格好はしていない（おそらく人からの見た目ではどこかのニーチャンだと思われていると思う）ので、こっちより向こうに「足を踏んだ」ということよりも「ぶつかられた」ということの怒りの方が勝り、そっちのほうがアタシよりも気の弱そう・・・ってこともあってのケンカだったんじゃなかろうかと推測します。

ともかく・・・。
あかんて。そこで争いごとをする理由が、アタシには良く分かりません。
肩が触れたことくらいで激昂する理由ってのがね。
まぁ、怒るのはしょうがないにしても、それを何故大人として胸に秘めないのか。胸に閉じ込めることが出来ない大人を見て育つ子供が多いから、若いニーチャンたちがすぐに「キレる」ってなるのは、一番の原因は大人なんじゃないの？って思ってしまいます。

何とも・・・不可解で不愉快で心の遣り所に困る一件でした。