伊藤玲子、うるさいなぁ。

口を開けば「道徳」「修身」。
後ろでもおばさんたちが笑ってるよ。

こういうお婆さんと言うか・・・日教組をそこまで「諸悪の根源」という理由も良く分からないけどさ。

正直、価値観も世界観も時代も数世紀後れてるよ。

　

自分はね。
大学の3年の時にイギリスの子供達の活動「ABC」（Anti-Bullying Campaign）について取材をした。
そのときの模様は大学の書庫にもまだ「雑誌」として残っているはずなんだけど、そのときでさえかなり進んでいたイギリスは今では更にもっと厳しく進んだ対応をしている。
それ以降、日本では何もしていないと言ってもいい。
NPOが「チャイルドライン」を用意したというのはちょっとした光明だったけど、それ以上のことを国が何かしたか？

それより、国民の意識さえ変わっていない。
だから、悪いことって思っていないんでしょ。国民とその子供達は。その中で一人四面楚歌になっている人間（子供）が可哀想って誰も思えないのか。
大体ね、自分はとある番組で、実名も出して、顔をも出して「いじめ経験者」としてテレビ出演したよ。
でもね、誰も当時の人間は謝ってこなかった訳よ。
世間の意識がそれだけ希薄なんでしょ。
そして、その出演時には「とある先生に非常に嫌な思いをした。一緒になっていじめを受けた」とまで言ったわけだ。
でも、教育委員会もその先生も謝っていない。
それ位のものなんだよ、実は。

全くその当時の人間が見ていないとは思えない。
視聴率は比較的高かったから。
その時にいじめに加担していた人間の親でさえ、全然謝らない。寧ろ、先頃、「自分が逆に悪役にされている」と女子バレーボール部でのいじめ事件での加害者側の「逆告訴」の報道があったわけよね。
全然、この国の島国根性はあいも変わらず昔からなくなっていないわけですよ。仲間意識が強すぎると言うか、他民族に対する排斥主義が強すぎると言うか。

まぁ、ともかく。
伊藤玲子のような人間が市議会にいたことを自慢し、そして教育をこれ見よがしに語っているような世の中ではね、そりゃ良くなりませんての。
そして、それを見ているいじめ被害者は、エライ自分の置かれている立場が狭まるように感じて、更に苦しむ結果になるんです。
・・・おエライ人間がね、何の苦しみも何の障害もなく生きてきたような人間がね、いくら語ってもさ、全然心に響かないのよね。