エタノール燃料、政府が普及促進・対応車両に基準 [日経新聞]
2006年8月14日 時事ニュース
08月14日付 日経新聞の報道「エタノール燃料、政府が普及促進・対応車両に基準」へのコメント:
久しぶりにニュースへのコメント。
このニュースを聞くと、あれだけ国土交通省と経済産業省、石油連盟あたりが手を組んで一ベンチャー企業をぶっ潰した(というと聞こえは悪いんだけど)「ガイアックス」を思い出します。
結局、何度か入れたうちのホンダ車は何にも問題はない(ただし、燃費が悪くなった=1割程度安い燃料で2割程度燃費が悪くなったので使わなくなったのだが)し、それ以上にホンダは「全ての車を対象にアルコールを入れていないか検査して、もしそれに起因する腐食があった場合には有償修理をするために全ユーザーに連絡をする」とのことでしたが、結局来ず。
やはり何となく政府とメジャー、そして連盟と政治家の癒着が見え隠れする事件でもありました。
以下、刺殺された石井紘基氏の衆議院での質問主意書をご覧下さい。何となく石井氏がこうしたことを取り上げたのって頷けます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a149005.htm
そもそも。
銀行にはこのところ「儲かりすぎ」という批判が相次いでいて、それへの火消しに躍起になっているというのに、石油業界も同じようにこの所の高騰で実は儲けていると言うのに、全然批判が起きていないというのは何故なんだろう。
いや、批判があってもそれを報道できないのか・・・。
エネオスはじめ石油元売大手のCF出稿量は尋常じゃないもんね。
あれだけ叩かれたガイアックスだけど、実際にユーザーで問題が起きたという例は聞いたことがないです。叩いたのは石油連盟や一部の(危ないくらいの)自動車スキーが先導して「害アックス」などと揶揄し、更にそれに煽動された人間たちが一斉に「ガイアックスを使わない」ようになったから、ああして結果として潰されたというように見えます(実際には法律の改正で売れなくなったとかそういう問題ですが)。
正直、海外ではエタノール車が多く走っているし、化石燃料は限りがあるという部分を考えたら、もっと早くに開発を進めるようにするべきだったし、すくなくてもNOxやらCO2の問題やらでも混合燃料のほうが分がいいということは自明なはずで、そう考えるとやっぱり何かの利益が動いて長い間腰が浮かなかったんじゃないの、って思います。ようやく腰を浮かしたけど、やっぱりアメリカを信奉する日本では石油マニア・ブッシュの傘の下にいる以上、なかなか混合燃料の普及にはまだまだ先のことになるんじゃないかと思いますけどね。
どうせ、普及する頃には今度は燃料電池が主流になってしまうだろうし、そうなったらそれほどこの政府の意向は意味をなさなくなってしまう。だって、燃料電池を動かす水素は水から電気分解して作る「サンシャイン計画」の水素ではなく、化石燃料から作るんでしょ?意味がないってことこの上ない。メタンハイドレード(理論化学式:CH4・5.75 H2O)を使うって話もあるけど、それはもっともっと先の話だし。
そんなこんなでね。
このニュースを聞くと、何か胸糞悪い思いをいつもします。
ちなみに。
当然、うちではない別の車(車種)で不具合があったかもしれませんよ。でもね、100台中1台とかそういう程度だと思うんですよ。ただ、安全を乗せて走るわけだから、それは流石にまずい。それであれば、国も業界も含めて、よりよい方向の正しい燃料に出来なかったのか、という点が「胸糞悪い」んですよね。ただ潰しにかかっただけで。それだのに、今この時期になって・・・というのがどうしても解せない。何故あの時に、この議論をしなかったのか。「死人にクチナシ」ではないですが、「潰れた会社はもう戻らない」のであって、何だか遅すぎますよってどうしても心がざわめくんですよね・・・。
久しぶりにニュースへのコメント。
このニュースを聞くと、あれだけ国土交通省と経済産業省、石油連盟あたりが手を組んで一ベンチャー企業をぶっ潰した(というと聞こえは悪いんだけど)「ガイアックス」を思い出します。
結局、何度か入れたうちのホンダ車は何にも問題はない(ただし、燃費が悪くなった=1割程度安い燃料で2割程度燃費が悪くなったので使わなくなったのだが)し、それ以上にホンダは「全ての車を対象にアルコールを入れていないか検査して、もしそれに起因する腐食があった場合には有償修理をするために全ユーザーに連絡をする」とのことでしたが、結局来ず。
やはり何となく政府とメジャー、そして連盟と政治家の癒着が見え隠れする事件でもありました。
以下、刺殺された石井紘基氏の衆議院での質問主意書をご覧下さい。何となく石井氏がこうしたことを取り上げたのって頷けます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a149005.htm
そもそも。
銀行にはこのところ「儲かりすぎ」という批判が相次いでいて、それへの火消しに躍起になっているというのに、石油業界も同じようにこの所の高騰で実は儲けていると言うのに、全然批判が起きていないというのは何故なんだろう。
いや、批判があってもそれを報道できないのか・・・。
エネオスはじめ石油元売大手のCF出稿量は尋常じゃないもんね。
あれだけ叩かれたガイアックスだけど、実際にユーザーで問題が起きたという例は聞いたことがないです。叩いたのは石油連盟や一部の(危ないくらいの)自動車スキーが先導して「害アックス」などと揶揄し、更にそれに煽動された人間たちが一斉に「ガイアックスを使わない」ようになったから、ああして結果として潰されたというように見えます(実際には法律の改正で売れなくなったとかそういう問題ですが)。
正直、海外ではエタノール車が多く走っているし、化石燃料は限りがあるという部分を考えたら、もっと早くに開発を進めるようにするべきだったし、すくなくてもNOxやらCO2の問題やらでも混合燃料のほうが分がいいということは自明なはずで、そう考えるとやっぱり何かの利益が動いて長い間腰が浮かなかったんじゃないの、って思います。ようやく腰を浮かしたけど、やっぱりアメリカを信奉する日本では石油マニア・ブッシュの傘の下にいる以上、なかなか混合燃料の普及にはまだまだ先のことになるんじゃないかと思いますけどね。
どうせ、普及する頃には今度は燃料電池が主流になってしまうだろうし、そうなったらそれほどこの政府の意向は意味をなさなくなってしまう。だって、燃料電池を動かす水素は水から電気分解して作る「サンシャイン計画」の水素ではなく、化石燃料から作るんでしょ?意味がないってことこの上ない。メタンハイドレード(理論化学式:CH4・5.75 H2O)を使うって話もあるけど、それはもっともっと先の話だし。
そんなこんなでね。
このニュースを聞くと、何か胸糞悪い思いをいつもします。
ちなみに。
当然、うちではない別の車(車種)で不具合があったかもしれませんよ。でもね、100台中1台とかそういう程度だと思うんですよ。ただ、安全を乗せて走るわけだから、それは流石にまずい。それであれば、国も業界も含めて、よりよい方向の正しい燃料に出来なかったのか、という点が「胸糞悪い」んですよね。ただ潰しにかかっただけで。それだのに、今この時期になって・・・というのがどうしても解せない。何故あの時に、この議論をしなかったのか。「死人にクチナシ」ではないですが、「潰れた会社はもう戻らない」のであって、何だか遅すぎますよってどうしても心がざわめくんですよね・・・。
コメント