表紙とレビューに騙された, 2006/xx/xx
レビュアー: xx - −−
ブレイブストーリーに今興味を持っているから買った。
でもページを開くとなんじゃコリャ!
餓鬼の頃見たコロコロやボンボンみたいな映像が!
二十歳も越えてこんな漫画を買った自分を恥じた。
精神的に大人だと思う奴は買わずにスルーしれ。
まあ、小さいお子さんにはちょうど良いんじゃないか?
こんな漫画でも書いてるのは大人なんだよな…。



(疲弊して)ハァ・・・また「オトナ」論ですか。
「オトナ」が買うのは恥ですか。
精神的に「オトナ」なら、買うのはおかしいですか。


世の中には、「オトナ」を演じる、いや「オトナ」を自称する人が多いんですね。
それと、また内容ではなく見た目でモノを語っていることに愕然。というかね、涙が出てきますよ。人間、「すれている」というか、「斜に構えることが大人と思っている」というのか、「アウトローを気取ることがかっこよさと思っている」というのか、現実主義、リアリズムを追求することだけが「オトナ」という考え方になってしまっていて、芸術性というかちょっと古い言い方で言うと「実存主義」というか・・・はそこには求められていないというのかな、今現在の日本の人たちが考えていることの多くが「成果主義」であるから、こういう考え方は流行らないのかも知れないけど、それでも・・・。
悲しいです。
久しぶりに立ち直れないくらいに悲しくなってきました。
人って、こんなに荒廃できるものなんだな、って昨日から全然寝られずにいて、さらに心苦しくて寝られなくなってしまいました(とは言え寝ないわけにはいかないので寝るけど)。

・・・考えるの、疲れたよ。
同じことを繰り返すのも、疲れた。
そして、大きな時流・激変する社会の中で、一人だけ抗っていることも、疲れました。
そういう中で、きちんと上手く立ち回って行く人(世間一般で言う「オトナ」)には、確かにこの作品はオススメできない。おそらく、「コドモっぽい。こんなのは甘ちゃんの考えか世間知らずの考えか、若しくは理想主義だ」という感想しか持たないだろうから。そういう人は「てんとう虫」版を買わず、「バンチ」で連載の「新説〜」版の方をどうぞ買っていただきたい。そして、小説本編を読んでくれればいい。それで、いいじゃないか。もう、それで。それ以上、何を求められるというのか・・・。

何も、求められない。「社会」には。
求めてはいけないのかもな。そうなると、ここでこうして抗ったことを書いているコトも、全て無駄な気がしてきた。そのことにも涙が出てきた。

悲しいのは、もう慣れているはずなのに。

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