待ち組その続き

2006年3月23日
そもそも。

待ち組の殆どは「ニート」と呼ばれる人たちではあるんだけど、そういう人の多くは確かに何に対しても興味を持たない人間ですよ。でも、そういう人でも結構働いてますよね。例えば周りを見ないサラリーマンがいかに多いか。ヘッドホンからはシャカシャカ音を漏れさせて乗っている人や電車で平気に携帯電話に出るおっさん。

だからそういう人ばかりでもないんですよ。

そういう人ではないなら、どうしてそうした方向へ進んでしまうのかって、真面目に生きてもバカを見ちゃうからですよ。
もっと言えば、図太く生きられない人は、社会で働いていけませんもの。
ちょっとしたことを気にするし、それを「上手く切り抜けろ」って無理なんですよ。
無理な人が、結局「待ち組」になるんじゃないですかね。

自分みたいに。

自分はさ、仕事も出来ないし何にも出来ない。
会社で何かあっても上手く切り抜けるのが下手ですよ。それは今までの社会経験とかの少ないとかのせいではなく、それは「何かにぶつかってイヤになった」訳でもないんですよ。
結局「うまくやれるのが勝ちなのね」という諦めなんです。
「待っている」と社会には見えているのかもしれないけど、結局「上手くやれる人が勝ち組」としたら「自分は負け組」なのねって思っているだけ。だから本人にしたら「負け組」であって「待ち組」ではないのにそういう人をどうこう言う猪口大臣の仰ることには本当にいらいらします。

社会、もっと真面目に生きる人が報われる社会にしてくださいよ。
とはいっても、ダメですよね、官僚自体が真面目に生きずにうまくやれていて、ノンノンと生きているんだからさ。
政治家もね。

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