最初に。
デルリスの入団の時のニュースリリースを見ておこう。
 この度、水戸ホーリーホックに、パラグアイ出身のFWデルリス選手(21歳)がエスポルティヴォ・ルケニョ(パラグアイ1部リーグ)より期限付き移籍で加入することになりましたので、お知らせいたします。

 【デルリス(DERLIS)選手プロフィール】
 
○本名 DERLIS Javier Florentin Noguera (デルリス・ハヴィエル・フロレンティン・ノゲラ)
○生年月日 1984年1月9日(21歳)
○ポジション FW
○背番号 9
○身長/体重 178cm/74kg
○出身地 パラグアイ
○所属歴 ウマイタ(パラグアイ)⇒ヒムアシア・イ・エスグリマ(アルゼンチン)⇒エスポルティヴォ・ルケニョ(パラグアイ)
○代表歴 1997 U−13代表 南アメリカ大会 4得点
1998 U−15代表 南アメリカ大会 5得点
2001 U−17代表 ミルクカップチャンピオン(イングランド) 得点王、大会MVP
              U−17 FIFAワールドカップ 2得点
2003 U−20代表 ミルクカップチャンピオン(イングランド) 得点王
              パン アメリカン ゲーム 1得点

つまり、最初からレンタル期間が明示されていない。
とある事情通の話では、「最初から他に有利な条件を出すチームがあれば移籍する」という条項があり、かつ水戸でも期間を定めずに入れたような感じが否めないとの事。
つまりは、いつ何時こういう事態が発生してもおかしくはなかった。
(まぁ、うちのまわりのコアファンの間では「どうせ(リーグの)最後にはいなくなってるでしょ(J1に行って)?」って言い合っては笑っていたのだが。)
それが、この中断期間に起こった。
言い方は悪いが、札幌の「強奪」という感じがするのは同じJ2というリーグ内のことだし、それ以上に札幌は「外国人は使わない」と今まで明言してきたし、さらには「今年は5位以内」という目標を掲げていたはずで、こうしたことを鑑みて「強奪」と見えてしまうのは致し方ないことだろう。
一方、水戸でも給料を払いきれないという部分もあり、札幌の打診をそのまま飲んでしまったのではないか。これがJ1だったらうちらも喜んで送り出す。しかし、何故にJ2同士か。ここに就いての明確な答えはフロントからは聞かされることはなさそうだ。
また、札幌の狙いとしては、「これ以上水戸に強くなられると、札幌の昇格が危うい」という部分も見え隠れする。ということで、実はお金を絡んでの金銭面的な移籍話という部分を隠れ蓑に、怪しい(汚い金を使った)戦術面での移籍という部分も見え隠れする。

はっきり言ってしまえば、札幌は路線転換をして、その戦術さえも変え、その中で金を見せてJ2のライバルを蹴落として自分が美味しい汁を吸おうとしている、といえるのでないか。

だからこそ言える。札幌は一生自分の中では「嫌いなチーム」になった、と。

浦和がエメルソンをオイルマネーでカタールに持っていかれたように、「強奪」という言葉がピッタリ来る。また、それが同じリーグの中だけに、そのやり方には「汚さ」しか感じない。
それに承諾してしまった水戸のフロントの情けなさ。
仮に、別にいい選手を持ってこられるとしても、彼というコンテンツを手放すには時期が早すぎるし、放出する相手も悪い。タイミングも悪い。フロントの能無しが見えてくる。

正直、デルリス見たさに試合に来ている人も多いし、試合が負けたとしても彼のプレーを見るだけでも試合のチケットを買う価値があった。
彼がいなくなった今、勝ってようやく価値があるだけのチケットになってしまった(正直それ以外の選手はまとまってよくやっているとは思うけど、FWの得点が現在磯山・金子の各1点のみ、あとはDFで7点というテイタラクなんですよ)。

どうせこうなるなら・・・。
最初からデルリスを入団させなかった方が良かった。
もしくは、最初から2クールまでの期限ですよと言われる方が良かった。
それも無理なら、京都戦後にすぐ決定の発表をして、最後のホームゲームで彼を送り出してあげたかった。
それをさせなかったフロントの姿勢にも、自分が心から憤りを感じている。
デルリスTシャツの販売の時も、広報の人は「これからもグッズを出しますよ」みたいなことを言っていたのだが。
どうなっているんだか。

ファンはやめない。
けど、ファンをガッカリさせるようなフロントには断固NO!です。
ここを見ているとは思えませんが。
・・・・・・。
今日はお酒飲んで寝よう・・・。そうでもないと寝られない。

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