言葉と数字のマジック

「1万人規模の大デモ」
「1000人規模のデモ」

並べて書くと、下のほうが小さいと思える。実際そうだ。

それを国を替えて書くとどうだろうか。

「中国で1万人規模の大規模デモ」
「日本で1000人規模のデモ」

これでも下の方が小さいと思うかもしれない。しかし、これは実は同じような数字であることをまず理解しなければならない。

中国は、日本の10倍の人口である。
つまり、数字は10分の1にして日本に当て嵌めて考えても問題はないというか、それ位に考えないと問題だということである。
しかも、中国の貧富の格差を鑑みると、もっと分母を大きくしてもいい位だ。

マスコミは数字だの言葉を駆使し、自分の言いたいことをより視聴者に届くように原稿を作っている。
何度も言うようだが、自分はテレビ局にいた人間だからこそ、言えるのだが、これは事実だし、それを知らないでマスコミに触れることは大変危険だと思う。

コイズミもいい加減、参拝に行く必要もないと思うんだが。
どうしても自民党の中では、遺族会の票を必要とするし、如何ともしがたいのだろうけども、中国との外交が上手く出来ないようでは、これからの日本を導くには資質を疑います。
郵政民営化？
それがどれだけ日本の暮らしがよくなるのか、全然見えない。
正直、それでも人気のあるコイズミって、一体・・・。