多勢に無勢

と言う言葉は、ネットでは成り立たない。

先に書いた「募金○ーク」へのバッシングは、これが一番表れている出来事と言ってよいでしょう。

＞メールの返信と、サイトの更新とバッシングメールで
＞全勢力を使い切り、仕事にも支障がある状態

と、管理人さんは吐露してくれたように、私の以前の姿と見事にオーバーラップします。

その一方のバッシングサイトでは。

「急に返信がなくなったし、ブログでの釈明もなくなった」
などの意見があり、それを以ってして
「何やら疚しいことがあるに違いない」
という意見になっているようです。

しかし管理人さんの言うように、イチイチそれらに対応していたら、とてもじゃないけど体が持たない。

バッシング側から見たら、1対1で対応しているように思っているだろうけれども、実際には管理人は1対多数で対応しているわけで、まさに「多勢に無勢」。
牛車の前の蟷螂のごとく、管理人は疲弊して対応もする気も失せるでしょうし、そういう厳しい中、運営していくしかないわけです。

メールを読む限りでは、悪い人ではなさそうです。
しかし、メールでは完全には分かり合えないので、それ以上のことは分かりません。
でも。
少なくも、ネット上の特に匿名性の高い部分で文句を言うのは汚いと思う。管理人は、ネット上で名前も出しているし（申し訳ないけどドメイン検索した）、その意味では匿名を楯に文句を言っている輩の方が、もっと「怪しい」と思う。
もし。
「怪しい」と思ってそれを糾弾することが、そのバッシングする人の正義だとしたら、自分でも真っ当なクリック募金ページを作るべきだ。
できないなら・・・。
文句を言える筋合いはない。

それ以前に。
やはり何度でも言う。

「斜に構えて天に唾棄することでかっこつけている人間より、汗や泥に塗れて人のためになっている人間のほうがかっこいい」

人はみんな、子供の頃、「ドラえもん」やら何やら、そういうことを学んだはずだ。
それを学ばずに（いや、学んだけど忘れた）いる人が、社会でノンベンタラリとやっている事実には、ほとほと心から遺憾に思う。
そういう人の方が、世の中では上手く渡って行ける。
そう、そういう人間のほうが、この日本・現在の日本に於いては上手く生きて行ける。

時代錯誤もかもしれない。
でも、自分はやはり。絶対に人としての道は忘れたくない。