10月08日付 ニュース スポーツの報道「イチロー選手のコメント 国民栄誉賞辞退 (kahoku.co.jp)」へのコメント:

イチローさらりと国民栄誉賞辞退
 
国民栄誉賞を辞退したイチロー

 マリナーズのイチロー外野手が26日、国民栄誉賞を辞退した。メジャー挑戦1年目で数々の偉業を達成した天才打者に首相官邸では同賞の授与を検討。しかし、イチローが同日「まだ若いので」と固辞したため、立ち消えとなった。日本で最高の賞をあっさりと蹴ったイチロー。今回の辞退をめぐって波紋を呼ぶことになりそうだ。

 さらに上を目指すという決意の表れなのだろう。現状に満足しているわけにはいかないという強烈な意思表示でもあるのだろう。理由を問われたイチローは首相官邸にこう伝えた。「まだ自分は28歳で発展途上。過去に受賞されたのは偉大な方ばかり。できれば辞退させて下さい」

 メジャーに電撃移籍した1年目で日本同様安打を量産。7月のオールスターでは新人初のファン投票トップ当選で出場し、現役最強左腕ジョンソン(ダイヤモンドバックス)から安打を記録。8月28日のデビルレイズ戦で200安打をマークした際には福田康夫官房長官が「いずれ(国民栄誉賞を)考える時期がくるのを期待している」と発言した。その後、レギュラーシーズンで打率.350、盗塁56で2冠を獲得とジャッキー・ロビンソン(ドジャース)以来52年ぶりの快挙になった。

 官邸サイドはこの日午前、安倍晋三官房副長官が「本人の意向を踏まえて(授与を)考えていきたい」と明言。小泉純一郎首相も「授与するかどうかではない。国民栄誉賞ものの活躍(だったこと)は間違いない」と前向きな姿勢を示していたばかりだった。

 そんな周囲の盛り上がりをあっけらかんと受け流したイチロー。クールさがそうさせたのか、野球人の先輩に配慮したのかはうかがい知れない。もし、受賞が実現すれば野球界では王(巨人)衣笠(広島=いずれも当時)以来3人目の希少価値となるはずだった。

 「野球人生を終えたときに頂けるのなら…」とも付け加えたイチロー。相手が国民栄誉賞だろうが、自らのスタイルを貫くシンの強さは並大抵ではなかった。

 ≪シアトルで静養中≫ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズに敗れた後、イチローはシアトルへ戻って静養中。24日には弓子夫人とともにダウンタウン郊外の焼き肉店で夕食をとるなどシーズン中にはなかったリラックスタイムを楽しんでいる。日本へは数日中に帰国するものと見られているが、詳しい日程は未定。

 ▼二宮清純さん(スポーツジャーナリスト)選考基準が矛盾だらけの国民栄誉賞を辞退したのは勇気ある決断だ。野茂選手の時にも話題になったことがあるが、衣笠選手や王選手に比べ日本の記録ではないことや、年齢が若いことを理由に授賞しなかったという話を政府関係者から聞いた。それなら同じ条件のイチロー選手に出すのは矛盾だ。日米の親密な関係をつくるために授賞する意図が見え隠れする中で、イチロー選手は“政治利用はされない”というメッセージを辞退によって強調したのではないか。

 ▼デーブ・スペクターさん(放送プロデューサー)辞退したのは大正解。スポーツ界の人に国民栄誉賞というのは引退後や引退間際にすべきだ。流行大賞じゃないんだから。今のイチロー選手にあげるのは単なる便乗としか映らない。じゃ、日本選手の大リーグへの進出のレールを敷いた野茂、佐々木両選手はどうなんだということになる。だいたい栄誉は米国で獲得したものであって、本人も照れくさいだろう。

 ≪尚子も辞退騒動≫イチロー同様、28歳だった昨年、同賞を受賞した高橋尚子(積水化学)にも辞退騒動があった。昨夏のシドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋に対して森喜朗首相(当時)が授与の意向を明らかにすると、日本陸連内から「現役選手であるうちに受賞するのはいかがなものか。辞退する道もある」などと消極的な意見が続出。JOCの八木会長(当時=故人)も同じ見解を示していた。だが、小出義雄監督は「自分たちの実績を評価していただいたものなので、もし正式な話があったら高橋には“ぜひもらってほしい”と言うつもり」と反論して結局、高橋は受賞した。

 ▽国民栄誉賞 巨人の王貞治選手(現ダイエー監督)が77年に達成した756本の本塁打世界記録の栄誉をたたえるため、福田赳夫内閣が同年8月に創設。広く国民に敬愛され、前人未到の業績を残した人物を対象に、内閣総理大臣の決定により贈られる。過去15人が受賞。(スポーツナビ)


首相官邸でも、最近の人気凋落をこれでカバーしようと言う魂胆が見え見え。
年金問題・橋本元首相1億円受領事件。
それを隠そうとしたのが、こうして辞退されてしまうと、もう恥としか言いようがないね。
二宮氏も言ってるけど・・・。

首相は恥を知って欲しいね。
そして、橋本元首相の証人喚問も受け容れて欲しいわ。
自分たちの犯した「ミス」を検めて噛みしめて欲しい。

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