ISBN:4003600134 文庫 芥川 竜之介 岩波書店 2003/02 ¥525

今回は、関西からの帰りに読んだ本のご紹介。
これは実は違う本です。

実際に読んだのは、「角川文庫」のほうの「文藝的な、餘に文藝的な」(昭和24年刊行・60円)です。

タイトルからもお分かりのように、旧字体で全部書かれております。
まぁ、それでも気にせず(ほぼ分かるので)読み進めていくわけですが、これは「文芸評論」です。

現在でこそ、文芸評論が本当に少なくなってしまっていますが、その中ではこれは有名で数少ない良書です。

ちなみに「侏儒の言葉」の侏儒とは、
(1)こびと。一寸法師。
(2)見識のない人をののしっていう語。
ということです。
要するに、「チビ」と同じように、あんまり綺麗な言葉ではありません。「馬子にも衣装」の馬子も同じように綺麗な言葉ではありませんが、ようするに放送コードに引っかかるような言葉です。
まぁ、どちらも私みたいな人間を差して言う言葉なんですけどね。

ちなみに。
私は現在、「旧字体ブーム」を起こしたいと画策中です。

気→

学→

亀→

聴→

塩→

絶対旧字体のほうが味があると思っているんですよね。

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