ISBN:4309000800 単行本 吉本 隆明 河出書房新社 1968/12 ¥2,100
今回は、今の日本を知るうえでの非常に参考になる本です。
ちなみに、角川から文庫にもなっていますが、私は河出信奉者なので、こちらで紹介します。
日本の国家は、「幻想」であります。
社会主義の官僚化、ということも今の日本の源流です。
日本の状況を読み解くには、昔の全共闘時代の問題に立ち返らなくてはなりません。若者の無気力や、それに付随した今の政治や官僚。
そうしたことをきっちりと分かる本だと思います。
しかし。
絶対的に難しい本です。
私は高校の頃から大学の頃にかけて読んでいましたが、正直全部が全部理解できるような代物ではないでしょう。
ただ、吉本の本を色々と読み、この本に触れることで、この本の意味が分かりやすくなるのは事実です。
今の日本のある姿は、どうして成り立っているのか。
それを真剣に考えたい人に、お勧めします。
「別に〜」っていう無気力な方は、読まなくてよろしい。・・・というか読めないと思いますので。
【更新8日21時】
それにしてもね・・・。こうした作品を読めるのは、日本の文学というか、日本の評論の良さですね。
日本は、やはり「文章」にしても「言葉」にしても流麗で美しい。そう感じさせます。
「難しい」と切って捨てたらもうおしまい。何度も読み込むうちに言いたいことが分かるようになったり、ちょっとした言い回しで意味合いが変わってくるところだとか、日本語ってやはり偉大だわ。
(ちなみに、ハングルは一番進んだ言語だと思います。まぁ、1492年に生まれた言語なので、進んでいて当然なのですが。)
この作品を、どう読み解くか。
それは、その人のスキルであったり、歴史であったりで、その人にあった読み方が出来るのです。そこがすごい。
だからお勧めする作品を今まで羅列してきたわけですが、あんまり読まれないだろうなと思うにつけ、残念でならないわ。
今回は、今の日本を知るうえでの非常に参考になる本です。
ちなみに、角川から文庫にもなっていますが、私は河出信奉者なので、こちらで紹介します。
日本の国家は、「幻想」であります。
社会主義の官僚化、ということも今の日本の源流です。
日本の状況を読み解くには、昔の全共闘時代の問題に立ち返らなくてはなりません。若者の無気力や、それに付随した今の政治や官僚。
そうしたことをきっちりと分かる本だと思います。
しかし。
絶対的に難しい本です。
私は高校の頃から大学の頃にかけて読んでいましたが、正直全部が全部理解できるような代物ではないでしょう。
ただ、吉本の本を色々と読み、この本に触れることで、この本の意味が分かりやすくなるのは事実です。
今の日本のある姿は、どうして成り立っているのか。
それを真剣に考えたい人に、お勧めします。
「別に〜」っていう無気力な方は、読まなくてよろしい。・・・というか読めないと思いますので。
【更新8日21時】
それにしてもね・・・。こうした作品を読めるのは、日本の文学というか、日本の評論の良さですね。
日本は、やはり「文章」にしても「言葉」にしても流麗で美しい。そう感じさせます。
「難しい」と切って捨てたらもうおしまい。何度も読み込むうちに言いたいことが分かるようになったり、ちょっとした言い回しで意味合いが変わってくるところだとか、日本語ってやはり偉大だわ。
(ちなみに、ハングルは一番進んだ言語だと思います。まぁ、1492年に生まれた言語なので、進んでいて当然なのですが。)
この作品を、どう読み解くか。
それは、その人のスキルであったり、歴史であったりで、その人にあった読み方が出来るのです。そこがすごい。
だからお勧めする作品を今まで羅列してきたわけですが、あんまり読まれないだろうなと思うにつけ、残念でならないわ。
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