「ある理由で貴方様をお知りになられました。女性が貴方様と是非連絡を取りたいと伺い、当方で御協力をすることになりました。もし、貴方様がお逢いになってもいいというのであれば、コチラのURLより無料登録を行い掲示板にその方の連絡先が書かれてありますので、御利用ください。」

はっきり言って、日本語がメチャクチャです。
メール日本語というのか、簡単に推敲もせずに文面を送りがちなので、こうした日本語が出来上がってしまいます。これは忌々しき事態です。

「ある理由で貴方様をお知りになった女性が、貴方様と是非連絡を取りたいとのことでしたので、当方で御協力させて頂くことになりました。もし貴方様がお会いになってもいいということでしたら、こちらのURLより無料登録を行って頂いた上でHPを御覧頂くと、掲示板にその方の連絡先が書かれておりますので、どうぞ連絡をお取りください。」

位ですかね。
そもそも、日本語が出来ていない人をみると、私はムチャクチャ腹が立ちます。

例えば。
 「的を得る発言」→「的」は射るもの。「的を射る発言」です。
 「まぬがれない」→実際には古来から「まぬかれない」
 「アボガド」→アボカド
 「アルコール依存(いぞん)症」→「アルコール依存(いそん)症」
 「排気ガス」→「排ガス」「排出ガス」
などなど・・・・・・。
先日「地上波デジタル放送」は誤りで「地上デジタル放送」が正しい、ということも書きましたが、まぁそうは言っても、あんまりうるさくはここの日記では言うつもりもないので、結果的に自分もいい加減な日本語を使うことはありますが、知ってて使ってます。
それに比べ、こうした日本人のくせに日本語が出来てないのは、正直辟易ものですね。
その他にも。
「鏡」ということばを発音するのに、「が」が濁音で発音する人。実際には鼻濁音で発音しないといけないんですけどね。
http://www.nhk.or.jp/bunken/book-jp/b410011-m-j.html
NHKでも実際に話題になっていますので、アナウンサーを目指すとか、声優になりたいという人は見て頂きたい。

とにかく、こうしたことを瑣末なこと、と言われる方も多いのは了解しますし、そうした考えがあることも分かります。
しかしながら、日本人として日本語を使う以上、正式な言葉を知っていないというのは、日本人としてどうなのか?という気持ちがあります。もっと言うと、「駅前留学」などではないですが、英語などを話すことで「国際化」を気取ることよりも、ますは日本語だろうと。国際化など言う前に、日本の歴史を外国人に説明できないようでは、国際化にはならないだろう、という気持ちです。

当然、日本語は徐々に変わっていきますし、日本語は変わっていく運命なのでしょう。ただ、「マイノリティー」になりただ消え行くのみの言葉を、黙って見過ごすことは出来ないのです。それを出来うる限り「抗い」残していくことが必要なのではないでしょうかね。その上で将来に亙って(長いスパンで)変わっていくのであれば、私は止めないのですが・・・・・・。
そんなことで私は、最近の流れの速い日本語の言葉は、やはり使わないようにしたいと思うわけです。勿論、将来の子供にも、そういう言葉を教えないように気をつけながら(以前にここで「ムカツク」という言葉を子供に教えないようにしたいと話したばかりですね)。

 

さて。この中で敢えて「間違った」言葉、二重表現をしている箇所があります。それはどこでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

>「まぬがれない」→実際には古来から「まぬかれない」
「古来から」は誤り。「古来」にすでに「から」の意味が含まれている。したがって、
>「まぬがれない」→実際には古来「まぬかれない」
が正しい。

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