NHKの県域放送（茨城篇）〜ホーリーホックとの兼ね合いを考える〜

我がホーリーホックの試合中継、今年中のホームは全試合中継が決定しました。
とは言っても、県域放送の本放送がスタートするのは10月1日。
それ以降にホームゲームがあるのは僅か3試合。
（もしかしたら、試験放送で試合中継をやるかもしれませんけどね。）

しかも、チューナーの普及率などを鑑みると、茨城県内で3試合のうち1試合でも見るのは、せいぜい1万家庭程度ではないか・・・。
もっと少ないかも。

良く、「さすがNHK!!」と今回の放映権の獲得にコメントをつけている方がいますが、NHKはJリーグの最終5節（だったと思う）に関しての放映権について、優先権があります。まぁ、優先的に取らなくても、水戸の試合を放送したい局なんてないけどね・・・泣。
BSや地上波ではBS-iやTBSで多く放送していますが、それよりも強い優先権です。スカパーはCSなので、別だったと思う。
なので、今回のこの放送が実現したことをまず分かって欲しいと思います。
更に、「さすがNHK、国営放送！」と絶賛の声。
NHKは公共放送であって、国営放送ではありません。国営だったら、国にかしずいた放送を垂れ流すはずです。そうではないのは、公共放送だからです。
つまり、だからこそ、広くあまねく「公平な」放送をするために、「受信料」を徴収する訳です。
（ただ、前にも書いたかと思いますが、法律上、放送法上、テレビを持っているだけで支払う義務があります。しかし、それを拒んだからといって罰則がないために、払っていない人が多いだけです。＝国民年金を払わないのと同じように、やはり払っている人間には不信感は否めませんがね。＝って、NHKの回し者ではありませんので、悪しからず。）

それで・・・。
県域放送は、水戸を中心に、日立や十王など県北中心に発射されます。
県南に関しては、ケーブルテレビ経由でしか映らない形になっています（他都県からの電波を受信している場所もあるため）。
http://blog.hitachi-net.jp/archives/386429.html
（詳しくはこちら。ただ、好きではない政党の方のHPですけどね。ちなみに、この議員さんも「地上波デジタル放送」と間違って使っていることに注目。）
つまり、おおむね石岡・美野里あたり近辺より北でしか見られません。
よって、私も見られないのですが・・・(T_T)。

詳しくはNHKに尋ねてもらうとして・・・。
http://www.nhk.or.jp/mito/
そういうこともあり、私はこれでホーリーホックの観客が増えるとは、到底思えないんですよ。
ましてや、茨城県人の性格からして、
「テレビで見られるなら、それでえがっぺよ（いいだろうよ）〜。」
というのが関の山だと・・・。
ましてや、ハイビジョン撮影ですよ。ホーリーホックが。
なので、プラズマテレビとかで臨場感ある試合を観戦したら、水戸市陸などの汚い観客席を見たら、およそ人も来なくなると思うんですが。
まして、サポーターの数も完全に少ない状況で。
この中に、平山とかが入ってくれれば別なんですがね。もしくは最終節の頃に昇格争いをしたり。
いずれにしても、なかなかNHKのこれを素直に喜べない自分がいます。

一番の問題は、あくまでチューナーの普及率だね。
若い家庭が少ない過疎化が進む県北地域で、どれだけの普及があるか。
あったからってどこまでがスタジアムに足を運ぶか。
NHKと組んで、試合会場で地デジを体験できるスペースを設けたり、場合によってはチューナーをプレゼントしたり（ケーズさん提供）。
何かしらのいい策を求めますね。＜水戸フロント
何かお手伝いもしますよ。いざとなったら。一応マスコミ人ですし。正直、今の広報ではなかなか売れないよな・・・って心配なのです。