「タマちゃん」と遊戯王カードの関連性

今日になって、久しぶりに「タマちゃん」が現れたという、何とも心温まる・・・もとい何とも下らないニュースが日本を駆け巡った。
おかげで、テロ事件後1年のニュースが薄れてしまったというのは、何とも日本の「政治に関心がない」「難しいことにはふたをする」という部分が見え隠れしている。

あの（右的な）CXでさえも、「スーパーニュース」の中で木村太郎が、
「タマちゃんは、いわば日本の川をきれいにしましょうというキャラバンをしているようですね。」
なんて、何ともわかったような分からないような話をしていたのが、見ていて笑ってしまいました。
CXっていうのは、今日なんかでもテロ事件のニュースを取り立ててアメリカ側の声明を流していたし、痰疽菌事件の時にも「アルカイダ」の可能性が高いのごとく報道をしていたし、ニュースに関しては、あんまりいい局ではないな、と思う。
それはさておき。
ここまで下らないことにニュースが取り上げているってのは、なんともおかしい（笑えるという意味ね）。

それにしても、アザラシは日本でどこにでもいると思うのだが、あそこまで人が見に来ているのが、どうも解せない。
それにそれを目当てにしたアイスキャンデー屋さんのおっさんなんかも、良くやると思う。
日本でどこにでもいるというのは、当然川のことではなくて、動物園のことなのだが、日本のあちこちには動物園があるし、そこに飼育されているアザラシも多いのは自明。
それをここまで見る人が多いのも、良く分からない。動物園に行って見た方が、より近くで見られると思うのだが・・・。
これは、無料で見られるから見に行く人が多いという訳ではないのだろう。

ここで、勘のいい人なら気がついたと思う。なぜタイトルに、『「タマちゃん」と遊戯王カードの関連性』とあるのか。
「タマちゃん」に、人々はかわいさを求めていないと思う。勿論いたらいたでかわいいと思うだろうが、それ以上に「レア」さを求めているのだろうと思う。これは、「レアカード」で有名になった遊戯王に酷似している。
もっというと、日本人は、某ブランド店の開店の時に人が沢山並び、限定品を買い求めたように、またブランドの服が日本人にあわせて作られるようになっているために細く作られて海外のお客が敬遠し始めた、と言う部分なんかにも表れている。

「タマちゃん」に会えた、と言うことが「レア」であり、自分にとって「肩書き」的な『自慢』になるということを、「かわいい」という言い訳にして見に行くのではないかと思う。
遊戯王のときのように、コナミはわざわざ『レア』を作り、それで売上を伸ばしていたように、今回も視聴率があるからということで、挙ってマスコミが取り上げているということと酷似していると思う。

正直、そっとしておいた方がいいと思うのは、自分の性格からなんだろうか。
無論、病気になりそうになっていたら保護をしてあげてもいいのだけど。

PS:明日は、「家と家以外の場所を混同する人々」について書く予定。
期待あれ。期待する人っているのか？？？。